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中風の人を癒すイエスさま

中風の人を癒すイエス様
 「中風」は、体が麻痺したり、痛みがあったりして苦しい病気です。
 イエスさまはどんな病気でも治してくださると知って、この病気で苦しむ人を4人の人が簡単なベッドに寝かしたまま連れてきました。ところが家の中には、人がいっぱいで入れなかったので、屋上の屋根をはがして、吊り下ろしました。4人の人は、病気で苦しむ人を(友達でしょうか?)イエスさまならきっと治してくださると信じてやって来たのです。しかも、家の屋根を壊してでも、イエスさまのところへ連れて行きたかったのです。当然、病気の人も治りたいという気持ちがあったでしょう。だからイエスさまは、突然釣り下されて来た人に、文句も言わず「子よ。あなたの罪は赦された。」と言って罪を赦してくださったのです。
 おや、彼らは、病気を治してもらいたかったのに、「罪を赦す」とは、どういうことなのでしょうか。それは、この世界が、神様が造られた最初の状態から変わってしまったからです。今のこの世界には、初めはなかった、死、悲しみ、叫び、苦しみ、病気、争いなどがあります。その原因は、突き詰めると罪が入って来たからです。私たちは、まずこの罪を赦していただかなければ、本当の解決にならないのです。そして本当の神様のイエスさまだけが、罪を赦すことができるのです。病気の人の罪を赦されたイエスさまは、「起きなさい。寝床を担いで、家に帰りなさい。」と、病気も癒してくださいました。
​ 私たちも、まず、罪を赦していただきましょう。

マルコ 2

1 数日たって、イエスが再びカペナウムに来られると、家におられることが知れ渡った。

2 それで多くの人が集まったため、戸口のところまで隙間もないほどになった。イエスは、この人たちにみことばを話しておられた。

3 すると、人々が一人の中風の人を、みもとに連れて来た。彼は四人の人に担がれていた。

4 彼らは群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、イエスがおられるあたりの屋根をはがし、穴を開けて、中風の人が寝ている寝床をつり降ろした。

5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に「子よ、あなたの罪は赦された」と言われた。

6 ところが、律法学者が何人かそこに座っていて、心の中であれこれと考えた。

7 「この人は、なぜこのようなことを言うのか。神を冒瀆している。神おひとりのほかに、だれが罪を赦すことができるだろうか。」

8 彼らが心のうちでこのようにあれこれと考えているのを、イエスはすぐにご自分の霊で見抜いて言われた。「なぜ、あなたがたは心の中でそんなことを考えているのか。

9 中風の人に『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。

10 しかし、人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために──。」そう言って、中風の人に言われた。

11 「あなたに言う。起きなさい。寝床を担いで、家に帰りなさい。」

12 すると彼は立ち上がり、すぐに寝床を担ぎ、皆の前を出て行った。それで皆は驚き、「こんなことは、いまだかつて見たことがない」と言って神をあがめた。

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